銀河英雄伝説(田中芳樹)は日常に生かされる学びが多い

現在も発行部数を伸ばし続けるベストセラー小説

今日は、アニメ、漫画、ゲームなど様々な媒体に展開している小説「銀河英雄伝説」について感想を書きます。

名前は聞いたことある方が多いと思いますが、小説は読んだことありますか?

この記事を読んで、参考にしてくれる方がいればうれしく思います。

 

 

「銀河英雄伝説」とは

銀河英雄伝説は、田中芳樹によるSF小説です。

原作は累計発行部数が1500万部を超えるベストセラーとなっており、1982年から複数の版で刊行されています。

さらに、小説を原作としたアニメ、漫画、ゲーム、オーディオブックなど、様々な関連作品が出来ています。

そういう私も実は、アニメやゲームで銀河英雄伝説を知りました。

 

あらすじ

舞台は遥か数千年先の未来、銀河に進出した人類は、二つの陣営に分かれ、戦争を繰り広げていた。

皇帝と貴族が支配する銀河帝国と、帝国から脱出した人々が帝国に反旗をひるがえした自由惑星同盟の二つの国家であった。

争いは150年間にも及んでいたが、それぞれの国家にラインハルトとヤンという英雄が誕生したことで大きく局面が動く。

何度も戦争でぶつかり合う二人。

はたして最後に勝つのはどちらの英雄なのか?

 

 

銀河英雄伝説の魅力

この小説は、戦闘シーンだけで無く政治や謀略などの駆け引きが面白いです。

また、魅力的な人物が100人以上もいて名言もたくさんあって素晴らしいです。

素晴らしい点をあげますと、帝国側の常勝の英雄ラインハルトが帝国領に侵攻してきた大軍の同盟軍を焦土作戦で補給困難な状況にさせておいて一挙に大軍の艦隊で倒す場面、ラインハルトの唯一の友が死ぬ際のシーン、同盟側の不敗の魔術師こと英雄ヤン・ウェンリーが難攻不落のイゼルローン要塞をわずかな艦隊で計略を用いてあっさり奪取してしまう所、主に白兵戦で活躍するシェーンコップを初めとした部隊がほぼ無敵を誇る所がいいです。

謀略面ではフェザーン自治領主ルビンスキーが人と金を使って帝国と同盟を翻弄する所や地球教によるテロ活動の恐ろしさを表現している所もいいです。

また、戦いに敗れる際に出るそれぞれの人物の潔さと醜さも面白かったです。

 

 

銀河英雄伝説から学んだこと

この小説を読んで学んだことは、まず人材はトップが適切に配置しないと組織が崩壊してくるという所です。

具体的には元帥府を開設したラインハルトが逸材を発掘して将官にすえてそれぞれの実力を発揮させて組織を拡充できた所です。

逆に貴族たちは上にいる立場なのに能力も器量も乏しく私利私欲に走るあまり適材適所で人材を配置しなかった上に諫言にも聞く耳を持たないため、最終的にはラインハルトによって滅ぼされてしまいます。

また、人物たちが語る名言の数々からも学ぶところが大いにあります。

作中ではヤン・ウェンリーは歴史から学び得るところがある事を語ってましたが、実際に実生活でも歴史から学ぶことで新たに知識を得ることができました。

また、色んな登場人物たちの死に際や引き際における発言から聞き取れる美学を勉強したり、各種人物が話す皮肉の数々を実生活でも参考になりました。

私は小説を書いたりしませんが文章を作る際にはこの小説の表現方法は学ぶところがありました。

 

 

銀河英雄伝説をオススメしたい人とは

この小説は、

  • アニメ版や劇場で見たけどまだ小説を読んでない方
  • SF小説を初めて見る方
  • 歴史小説に興味がある方
  • 銀河英雄伝説は名前だけ聞いたことがあるけど知らない方

など、少しでも興味を持った全ての方にお勧めです。

もうとにかく全てが素晴らしいです。

登場人物にそれぞれ個性があって夜空の星のように輝いている点だったり、主要な人物の意外な一面を発見してクスリと笑ってしまう点、小説の場面に至るまでの数百年にわたる歴史の数々、戦闘シーンにおける戦略および戦術の良し悪し、小説で登場する武器や道具などに一応の設定がある所、酒を飲むことで起こる男たちの悲喜劇、陰謀をたくらむ人物たちが考えることやその陰謀に巻き込まれた登場人物たちがいかにしてそこから脱出することに成功したかという点、そして人が死ぬ際に台詞を語る場面など、ここでは語りきれないほどあります。

おすすめなのでぜひ読んでみてください。

 

 

まとめ

今日は、SF小説のパイオニアともいえる「銀河英雄伝説」を紹介しました。

過去これほどまでにのめり込んだ話はないってくらいオススメの物語です。

巻数は多いですが、既に完結しているので一気に読んで、私と同じ感覚を味わってほしいと思います。

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