最後の5分全てが覆る。
あなたは必ず2回観る。
今日は最後のどんでん返しまで騙された方も多いはずの映画「イニシエーション・ラブ」について書きます。
正直ネタバレありでレビューしようかとも思ったのですが、この映画はそのトリックが全てなので、なんとかネタバレなしで面白さを伝えることができればと思います。
「イニシエーション・ラブ」とは
イニシエーション・ラブは、2004年に発行された乾くるみの小説。
ジャンルは恋愛小説だが、ラスト2行で世界観が変わるどんでん返しがあるため、ミステリー小説とも言われています。
映像化はできないと言われていた作品ですが、堤幸彦監督により映画化され、2015年5月23日に公開されました。
あらすじ
本編は男女の出会いと別れを、Side-AとSide-Bの2編に分けて構成されています。
Side-A
主人公の鈴木夕樹は女性経験のない冴えない大学生。
ある日、合コンでしりあったヒロインの繭子に一目ぼれ。
徐々に仲を深めた二人は付き合うことになる。
繭子に「たっくん」というニックネームを付けられた夕樹は、繭子にぞっこん。
車の免許をとったり、コンタクトレンズに変えたり、繭子に似合う男性像を目指す。
そして、ついに二人は結ばれて、その後順風満帆に付き合っていく。
初めて迎えるクリスマス。
奇跡的にホテルの予約が取れた二人は、幸せな一夜を過ごす。
Side-B
社会人のたっくんは、成績優秀なサラリーマン。
ある日、東京への異動が命じられます。
交際している繭子とは遠距離になってしまうが、東京と静岡を往復してデートをするなど交際を続けます。
しかし、東京の職場の女性からアプローチされ、たっくんは繭子との二股をしてしまいます。
そんな中、繭子が妊娠します。
既に繭子から心が離れつつあったたっくんは堕胎を迫り、繭子は出産を諦めます。
さらに繭子の名前を呼び間違えたことにより、二股がバレてしまい、二人の関係は終わってしまう。
キャスト
たっくん(社会人) / 松田翔太
たっくん(大学生) / 森田甘路
成岡繭子(マユ) / 前田敦子
石丸美弥子 / 木村文乃
映像化は不可と言われた作品を見事に映画化
この作品は、Side-AとSide-Bで、大学生のたっくんと社会人のたっくんをそれぞれ描いた話です。
僕はまず小説で読んでいたのですが、「これってどうやって映像化するの?映像化したらネタバレになっちゃうんでは?」って思ってました。
小説を読んで、トリックを知っている人が観てもうまく作ったなっていう感じです。
話は大学生のたっくんが繭子と出会って交際をスタートから始まる。
繭子に見合う男性になりたいたっくんは努力をして魅力的になっていく。
順調な二人は初めてのクリスマス、ホテルを予約して素敵な夜を過ごす。
社会人になり、魅力的な男性になったたっくんは東京に移動。
東京と静岡の遠距離恋愛を続けるが、東京の職場の女性からのアプローチもあり、たっくんは二股をしてしまう。
そして、名前の呼び間違えから二股が繭子にバレて、二人は別れてしまう。
よくある男女の出会いから別れまでの話ですが、最後にどんでん返しが待っています。
小説ではラスト2行、映画ではラスト5分でこの普通の恋愛ストーリーが全く違う話になります。
これは、観ていない方はぜひみてその驚きを味わってほしいです。
懐かしい時代描写
この話は1986年から1987年の静岡を舞台としています。
そのため、その時代の楽曲などが数多く使われていて、当時を思い出す方も多いと思います。
オフコース、C-C-B、太田裕美、寺尾聰、森川由加里などの楽曲は知ってる方ならちょっとわくわくしますし、当時の世相や流行をうまく描写されており、僕はそこも楽しめました。
「イニシエーション・ラブ」を観る方法
イニシエーション・ラブはVODで見ることができます。
視聴可能なVODをまとめましたので参考にしてください
- U-NEXT 見放題・無料レンタル
- Amazonプライムビデオ 見放題・無料レンタル
- Hulu 見放題・無料レンタル
- Netflix 見放題・無料レンタル
様々なVODで配信されているのでチェックしてみてください。
まとめ
今日は絶対2回観たくなる映画「イニシエーション・ラブ」を紹介しました。
この映画は、そのトリックが面白さの8割以上を占めていると思うので、観る方はぜひネタバレなど読まずに騙されてやるっていう素直な気持ちで楽しむのがいいと思います。
映像化は不可能と言われた小説の映画化、ぜひ観てください!